2022年の高校陸上界に二人の「たじまあいり選手」がいるのを皆さんご存知ですか?
ひとりは『田島愛梨選手』
神村学園高校(鹿児島)の3年生で女子駅伝部に所属。
もうひとりは『田島愛理選手』
静岡サレジオ高校(静岡)の3年生で陸上競技部に所属。
同じ読みで同じ学年の二人はともに全国的に有名な選手というから驚きです。
田島愛梨選手と田島愛理選手それぞれの経歴や競技成績・記録について調査しました。
田島愛梨(神村学園)について
田島愛梨選手はトラック種目では主に1500mと3000m(中長距離)で活躍しています。
ホクレンディスタンス2022 千歳大会
女子 3000m A①KARIBA Caroline(神村学園)
8:43.13PB
③田島 愛梨(神村学園)
9:14.00PBようこそ北海道へ#ホクレンディスタンスチャレンジ #ホクレンDC #なまらホクレンDC pic.twitter.com/IdwMVxQlKy
— Itagaki.yo@オフ中 (@itaagaakii) July 17, 2022
田島愛梨(神村学園)のプロフィール
生年:2004年 or 2005年
年齢:17 or 18歳(2022年12月現在)
出身地:愛知県東海市
小学校:東海市立緑陽小学校(愛知)
中学校:東海市立横須賀中学校(愛知)
高校:神村学園高校 3年生(鹿児島)
田島愛梨(神村学園)の経歴
田島愛梨選手は、小学校時代から陸上一筋のようです。
小6時の1500mタイムはなんと5分16秒86。
『陸上1500mの中学・高校男女別の平均タイム』にある通り、中学生女子の平均タイムが5分30秒と考えるとかなり速かったのですね…。
横須賀中学入学後は、2・3年時に全国中学陸上へ出場するなど、順調にステップアップしていきました。
高校は駅伝の強豪校として有名な鹿児島県の神村学園へ進学。
進学の経緯まではわかりませんでしたが、親元を離れて愛知から遠く九州まで行く決断をしたのは、神村学園にモチベーションを高める何かがあったのでしょうか。
高校でも努力を続けて、3年連続でインターハイ(代替含む)へ出場。
徳島IH1500m
田島愛梨さん(神村学園3)
予選4.24.03
決勝4位4.17.491500m高校歴代7位の田島さんが予選決勝と日本人集団を引っ張り4位入賞!!
全中予選敗退から3年後に全国の舞台でこういう走りできるのは強くなった証ですよね😌😌 pic.twitter.com/2axzHEO40V— m.s (@ihimorita) August 17, 2022
駅伝も1年時からメンバーに入り活躍してきました。
最終学年の今年は主将を務めチームを引っ張っています。
田島愛梨選手の成績や記録については次で紹介します。
田島愛梨(神村学園)の高校での競技成績・記録
①田島愛梨選手(神村学園)の自己ベスト記録
1500m 4分15秒86
3000m 9分07秒13
5000m 16分58秒73
②田島愛梨選手(神村学園)のおもな競技成績(年度別)
全国高校陸上 1500m 決勝4位 4分27秒66
高校駅伝 1区(6km) 13位 22分07秒
鹿児島県高校総体陸上 3000m 決勝2位 9分18秒68
南九州高校総体陸上 3000m 決勝4位 9分26秒65
全国高校総体陸上 1500m 予選11位 4分35秒03
全国高校総体陸上 3000m 予選15位 9分51秒26
U20日本陸上競技 1500m 決勝6位 4分24秒92
鹿児島県高校駅伝 3区(3km) 区間賞 9分21秒
全九州高校駅伝 2区(4.0975km) 2位 13分30秒
全国高校駅伝 2区(4.0975km) 3位 13分02秒
鹿児島県高校総体陸上 1500m 決勝2位 4分15秒86(自己ベスト)
南九州高校総体陸上 1500m 決勝2位 4分20秒98
南九州高校総体陸上 3000m 決勝2位 9分24秒67
全国高校総体陸上 1500m 決勝4位 4分17秒49
全国高校総体陸上 3000m 決勝11位 9分26秒77鹿児島県高校駅伝 1区(6km) 区間賞 19分41秒
全九州高校駅伝 1区(6km) 3位 19分38秒
2022日本グランプリシリーズ1500mの動画がありました。
田島愛梨選手は、社会人と大学生を相手に堂々の走りを披露しています。
田島愛理(静岡サレジオ)について
田島愛理選手は800m、1500mといった中距離種目がメインでしたが、今年は長距離(3000m・5000m)にも出場しています。
【#U18U16陸上大会 第2日目】
◆U18女子1500m 表彰式
1位 #正司瑠奈(就実)4:34.11
2位 #保楊枝乃綾(佐賀清和)4:36.38
3位 #田島愛理(サレジオ)4:37.03✨応援ありがとうございました✨
📣ライブ配信中📣⇒https://t.co/JmhP8AaMCv#憧れのその先へ pic.twitter.com/tCv8oO1bHU
— 日本陸上競技連盟 (@jaaf_official) October 23, 2021
田島愛理(静岡サレジオ)のプロフィール
生年:2004年8月9日
年齢:18歳(2022年12月現在)
身長:161cm
出身地:静岡県島田市
中学校:島田市立島田第一中学校
高校:静岡サレジオ高校 3年生
田島愛理(静岡サレジオ)の経歴
田島愛理選手が陸上を始めたのはなんと高校から。
小・中学校とバスケットボールをしていて、誘いが掛かるほどのレベルだったそうです。
中3時に走力・持久力を買われ、助っ人として中学駅伝の静岡中部地区予選に出場。
1区(3.35km)を走り、陸上の素人ながら区間4位の成績でした。
このときの田島愛理選手の走りを見た静岡サレジオ高校・木村監督が「ひとめぼれ」
熱心に勧誘した結果、入学を決意して陸上を始めることになりました。
ちなみに田島愛理選手はこの年『しずおか市町対抗駅伝』の島田市代表にも選ばれています(出場の機会はありませんでした)
高校入学後に1500mから競技出場を始めた田島愛理選手は、2年になると静岡大会800m&1500mで結果を出し始め、3年になると舞台は全国へと飛躍します。
田島愛理選手の競技成績や記録については次で紹介します。
田島愛理(静岡サレジオ)の高校での競技成績・記録
①田島愛理選手(静岡サレジオ)の自己ベスト記録
1500m 4分23秒88
3000m 9分39秒15
5000m 17分29秒43
②田島愛理選手(静岡サレジオ)のおもな競技成績(年度別)
静岡県高校総体陸上 1500m 予選5位 4分57秒49
静岡県高校駅伝 1区(6km) 13位 22分07秒
静岡県高校総体陸上 800m 決勝4位 2分13秒79
静岡県高校総体陸上 1500m 決勝4位 4分35秒33
東海高校総体陸上 800m 準決勝6位 2分17秒34
東海高校総体陸上 1500m 決勝6位 4分31秒03
ジュニアオリンピックU18陸上 1500m 決勝3位 4分37秒03
静岡県高校駅伝 1区(6km) 2位 20分52秒
静岡県高校総体陸上 800m 決勝1位 2分9秒17
静岡県高校総体陸上 1500m 決勝2位 4分23秒88(自己ベスト)
東海高校総体陸上 800m 決勝6位 2分10秒47
東海高校総体陸上 1500m 決勝2位 4分24秒61
全国高校総体陸上 800m 準決勝4位 2分09秒01(自己ベスト)
全国高校総体陸上 1500m 予選4位 4分26秒78
とちぎ国体 少年女子A800m 決勝8位 2分10秒85
U20日本陸上競技 1500m 決勝6位 4分25秒56
陸上を始めて1年足らずでジュニアオリンピックに出場ってかなり凄いですよね…。
2022国体の800m予選の動画が見つかったので貼っておきます。
田島愛梨と田島愛理は知り合い?
田島愛梨選手と田島愛理選手が知り合い同士という情報は見つかりませんでした。
鹿児島と静岡のため、記録会等で一緒になることはほぼありません。
実際に会うとなると全国レベルの大会しかないのですが、調べてみると2022年のインターハイ(徳島)女子800mに愛梨選手、愛理選手ともに出場していました。
愛理選手が準決勝で敗退してしまったため、夢の(?)田島対決は実現しませんでしたが、ニアミスはあったようですね(^^)
いずれにしても同じ種目で全国大会に出場するくらいなので、お互いの存在は認識しているのではないでしょうか。
田島愛梨と田島愛理の進路は?
田島愛梨選手(神村学園)の進路は、日本郵政グループに内定したようです。
日本郵政グループといえば、東京オリンピック女子10000m代表の廣中璃梨佳選手が所属。
創部7年ながら『全日本実業団対抗女子駅伝競走大会』優勝3回の強豪チームです。
また、高校No.1ランナー杉森心音選手(仙台育英)も内定が決まっているので、両選手の加入でますます強くなるのではないでしょうか^^;
↓杉森心音選手について↓
田島愛理選手(静岡サレジオ)の進路についての情報は見つかりませんでした。
いずれにしても陸上競技は続けると予想します。
進学か実業団か。決まり次第、追記します。
田島愛理選手の進路は順天堂大学で確定です。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)
愛梨選手・愛理選手ともにそれぞれの進路でこれからも記録を伸ばし続けてくれるはず。
田島愛梨選手はまだ年末の全国高校駅伝が残っていますね。
仙台育英・杉森選手との同期対決に注目しましょう!